システム運用時のサーバー選定ではストレージ容量の予測が非常に重要でした。
少なすぎるとすぐにストレージを追加する作業が発生し、多すぎると無駄なコストがかかってしまいます。
そのため事前にシステム利用者数や予想伸び率などを計算し、おおよそのストレージ容量を算出するのが一般的でした。
容量無制限・保存した分だけ料金のかかるS3
そんな中、AWSのサービスの一つであるS3の利用が急増しています。
S3は高い可用性を誇る、容量無制限のストレージです。
費用は保存した容量をデータの出し入れに対して課金され、非常に安価に運用することができます。
小さく始めて大きく育てる
保存容量に応じて費用がかかるということは、システム立ち上げ当初は非常に低コストで運用できることを意味します。
スモールスタートの大きな武器となります。
99.999999999%のデータ耐久
S3は自動的に複数のサーバーに保存されます。そのためデータ耐久は99.999999999%と公開されています。
ここまでのデータ耐久を自前のサーバーで実現するのはほぼ不可能と言えるでしょう。
多くのセキュリティ機能
S3にはファイルの暗号化や厳密なアクセス管理など多くのセキュリティ対策機能がサービスレベルで実装されています。
S3の活用
ファイルを保存する必要があったり、将来的にファイル数が多くなることが見込まれるシステムでは、ファイルストレージ部分をS3にすることで非常に効率的な運用を行うことができます。
プログラムを動かすサーバー部分は最小のストレージを用意し、ユーザーがアップロードしたファイルをS3に置くことで柔軟で低コストな環境を構築することが可能です。
弊社ではサーバー環境のコンサルティングから構築までお手伝いしております。
要件や将来的なビジョンに応じて、今回ご紹介したS3を活用するなど、効率的な環境構築を行います。
サーバー構成でお悩みの方はお気軽にご相談ください。