独立行政法人さまの会員管理システムの開発を行いました
本システムは一万人以上の会員と、その会費や各種届出などを管理する総合システムです。
事務局だけでなく、会員側もログインが可能で、各種申請書をオンライン上で作成することができます。
開発の経緯
オンプレミス環境で構築された現行システムは、ハードの老朽化だけでなくソフトウェアの設計思想の旧式化によって、保守費の高騰や頻繁な障害発生に悩まされていました。
現行基幹システムのベンダーにクラウドへの移行を打診したところ、想定を大きく上回る費用だった為、WEBシステム開発に強みを持つ弊社へご相談いただきました。
データ移行を半自動化
重要な会員データや会費の支払いを管理する為、旧システムとの並行運用と調整などを繰り返して、信頼性の高いシステムを構築する必要がありました。
そこで旧システムから新システムへのデータ移行をほぼ自動化。繰り返しスピーディーにデータ移行を行える事で、実際の業務の中で新システムを使用しながら改善を加える事が可能になりました。
完全クラウド化によるコスト削減と安定性の向上
全面的にGoogle CloudのCloud SQL、Cloud Runなどのサーバーレス環境を採用しています。
ほぼ利用のない夜間などの費用を最小限に抑え、申請が集中する期間であっても自動的にスケールできる構成となりました。
SPA(Single Page Application)での構築
SPAを採用することで、WEBシステムながら素早い操作と使いやすいUIを実現しました。
一括での会費支払処理など、多くのデータを1画面で扱うニーズがあり、通常のフォーム形式では使い勝手の低下が考えれました。そこで全面的にSPAで構築することで、複雑なUIをメンテナンス性を担保したまま構築しています。