開発の背景
お客様は日々多くの顧客向け見積を作成していました。
特に BTO(Build To Order)案件では専門的なパーツ選定が必要となり、営業チームだけで完結できず技術部門のサポートが頻繁に発生していました。
このボトルネックを解消し、営業が自走して迅速・正確に見積を作成できる仕組みが求められていました。
解決策:製品管理システムと連携した見積作成
見積画面から製品管理システムに連携し、以下の情報を自動取得できるようにしました。
- パーツの種類(タイプ)と標準価格
- 値引き可能な範囲(レベル)
- 登録済みスペックシートの即時閲覧
これにより、営業担当はパーツ情報を探し回ることなく、短時間で整合性の取れた見積を作成可能に。
部門間のやり取りが減り、パーツ不整合などのミスも大幅に軽減されました。
クラウド活用による安定運用
インフラは Google Cloud の Cloud Run と Cloud SQL を採用。
サーバーレス/マネージド基盤により、保守負担の軽減とセキュリティアップデートの適用を両立しました。
さらに、エラー通知や WAFによるブロック通知を組み合わせ、安定稼働と万全の保守体制を実現しています。
見積業務は日常的に発生する一方で、専門知識がネックになりやすい領域です。
社内の情報資産とシステムを連携することで、営業チームは必要情報を確実に入手し、スピーディかつ正確な対応が可能になります。
「見積作成に時間がかかる」「部門間調整が煩雑」といった課題があれば、ぜひお気軽にご相談ください。