社内でシステム開発の必要が生じた際に、まず第一関門となるのが「業者選び」です。
知らない分野で優れた業者を探すのは非常に困難です。
綺麗なホームページに素晴らしいことが書かれていたとしても、それらはもしかしたら外部デザイナーがデザインして、外部ライターが書いた文章かもしれません。
それでは中小企業様はどのような業者を探すべきでしょうか?
1.取引先などからの紹介
これが可能な場合は一番確実な方法でしょう。
特に取引先など、仕事上での関係の場合には変な業者を紹介してしまった場合に御社との関係すら悪化する可能性があるわけですので、当然自信を持って紹介できなければ紹介しないでしょう。
2.B2Bマッチングサイト
現在はマッチングサイトブームもあり、多くのマッチングサイトが存在しています。
これらの魅力は、一回の依頼で複数の業者から提案を貰えること。
利用料も受注側が負担するので、無料の場合がほとんどです。
問題点としてはあまりにも多くの提案が来て対応しきれない場合があること。
また、受注側にとっても大量の競合が存在するため、親身になって相談に乗ってくれるのかも疑問が残ります。
3.検索で探す
「中小企業 システム開発」などで検索することで、たくさんの業者を見つけることができます。
それらの中で信頼できそうな業者にコンタクトを取ってみる方法です。
問題点は手間がかかることでしょうか。
3点まとめてみましたが、どれも一長一短といった感じです。
しかし、大きなコストを使い開発するシステム、業者の選定ミスは致命的です。
そこでオススメなのが、まず「小さな依頼」をしてみることです。
システム全体を開発するのではなく、理想とする機能の一部をまず発注してみたり、システムとは関係のないホームページの改修を依頼してみるなど、テストプロジェクト的なものを依頼します。
「理想とする機能の一部」を決める過程であっても、親身になってその範囲を誠実に提案してくれるかなど、業者の質を見極めることができます。
まずそのような過程を経て、信頼関係を築いた後に本命の打診をするのが効果的ではないでしょうか?
弊社でも当初は調査や仮実装などをまずご依頼頂いて、今では何年ものお付き合いに発展しているお客さまが多数いらっしゃいます。
「小さな依頼」で大きなリスクを回避することができるのです。