サーバーレスアーキテクチャでコスト削減。Cloud Runの魅力と導入事例

Webアプリケーションの開発において、サーバーレスアーキテクチャが注目を集めています。
サーバーレスアーキテクチャは、サーバーの管理を行わず、コードの実行に必要なリソースだけを使用することができるため、コストや管理の手間を削減することができます。

特にWEB業務システムでは、使用する時間帯は限られ、アクセス数の増加する時期も限られていることが多く、ピーク時に最適化したサーバー構成とすると殆どの時期でサーバーリソースが無駄になってしまいます。

そこで弊社では積極的にサーバーレスアーキテクチャをご提案し、サーバーコストの削減及び保守コストの削減を実現しています。

Cloud Runとは

Google Cloud Platform(GCP)が提供する仮想化技術を元にしたサーバーレスアーキテクチャです。
アプリケーションやその動作に必要なパッケージ類をイメージとしてまとめ、それを元にCloud Runのコンテナを立ち上げることができます。
Cloud Runはアクセス数に応じて、0〜1000台のコンテナを自動的に立ち上げることができます。
そのため、ピーク時にも落ちず、システムの利用が殆どない時間帯はコンテナを停止し、コストを削減することができます。

申込システムでの事例

特定の時期のみ申込みが集中するシステムにおいて、Cloud Runを採用いたしました。
この事例では、申込みが集中する時期には、複数のコンテナが立ち上がり自動で負荷を分散、申込みがない時期には最小限のコンテナ数となり、管理機能のみを活用することができます。
このことにより、1年を通して安定した運用を実現しつつ、コストを削減することができました。

会員管理システムでの事例

1万人以上の会員を管理するシステムにおいて、Cloud Runを採用いたしました。
このシステムでは、アクセス数の時期によっての変動は大きくありませんが、業務時間外ではほぼ利用されなくなります。
そのため、夜間の時間帯は起動コンテナ数は0台となり、データベースサーバーなどを除きコストがかかることはありません。
また、統計データの出力やバッチ処理などは別コンテナで実行されるため、通常利用に影響を与えることなく安定した稼働を実現しました。

サーバーレスアーキテクチャを活用してコストの最適化

前述した通り、1年間の特定時期のために合わせた規模でサーバーを用意することは、コスト的にも効率的ではありません。
弊社ではシステムの利用頻度などに応じて、サーバーレスアーキテクチャ積極的にご提案し、コストを最適化したご提案をしております。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

ご相談・ご提案は無料です。お気軽にお問い合わせください