業務システム開発において、作業時間の記録を行いたいというご要望をいただくことが多々あります。
作業時間はコストを見積もる上で非常に重要な情報ではありますが、各スタッフが記録するのは非常に面倒で業務負荷が高くなってしまいます。
そこで入力作業と作業時間の記録を同時に行った事例をご紹介いたします。
本システムは工場での生産を管理するシステムであり、スケジュール管理から各種帳票出力、データ入力機能を有しています。
下記の画像はサーバー組立時における、ピッキング指示からピッキングしたパーツのSN入力を行う画面になります。
以下のようなフローで使用します。
- ユーザーは「開始」ボタンを押し作業を開始
- ピッキングリストを出力し、倉庫でピッキング
- ピッキングしたパーツのSNをバーコードリーダーを用いて入力していく
- 全て完了した時点で「終了」ボタンを押す。この動作で基幹システムと連携する
1でタイマーをスタートし、4の時点で終了し、作業レポートデータとして保存を行っています。
その他、品質チェックや組立なども同じ仕組みで自動で作業時間を記録しています。
この事によって、ユーザーは特に意識することなく、ピッキングに係る一連の作業にかかった時間を記録することができるのです。
1日の終わりには自動で記録された作業時間の確認や、工場の整理・掃除などの汎用作業を入力し日報とします。
上記の仕組みにより、日報作成に必要な時間が1/3以下になったと報告頂いております。
本システムの事例情報は以下をご覧ください。
お客さま事例:IT商社さま 工場マネジメントシステム
必要な入力作業と作業時間記録を同時に行うことで、業務負荷を大幅に下げることが可能です。
WEBシステムでの業務改善をお考えでしたらお気軽にご相談ください。